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(主に大分の)珍種バス停写真のブログ。 バス停大好きっ子も厄年を過ぎました。
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VFSH0094.JPG地図を購入して、これはというバス路線を探すのが好きだ。細い路地を明らかにくねるように走っているものを見かけて、その町へと勇んで出かける。そして、行った先ではすでに廃止。もしくは福祉バスに転換されて、真新しい標柱が立っていて風情はなし・・・

茫然自失。

ってな感じのことがあるとわかっていて、柳川に行ってきた。堀川バスという時間の止まったような路線が多い会社の路線で、つい2~3年前まで狭い路地を抜けてこの終点まで大型バスが走っていた。

で、そのいくつかの路線跡を巡りながら考えた。意外な話、バス路線の跡というのは痕跡があるものだという話。何せこの辺の道路はあまり拡幅がされていないのだ。それもそのはずでこの辺は水路が発達していて、古い家並みが漁村と同じ家の作り。通りまで家がみっちり建ってしまっているのだ。

なもので興味深いものがたくさん発見された。道路に付け足された、バスの離合ポイント。そしてそこにホーロー看板がいっぱいくっついた壁の商店。注意深く見ないとわからないが、見れば「ああ、なるほど」と思うものばかりです。

写真はそういう商店の一つ。バス停は、もうありません。

VFSH0096.JPG

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PICT0239_R.jpg 先日ちょんびんさん他同行の志4人で行った大分バス停巡りツアー道中の話。

最初のうちは、日田バスの待合室バス停なんかにも「お~」と夢にときめいたり、明日にきらめいたり出来たわけですよ。
ところが大分の山奥というのは本当に待合室バス停のひさしにプレート、がむしろスタンダードだってことに気付くわけ。だんだんとそういうバス停に見向きもしなくなってくるわけです。

そんな感じでこのバス停も「極上の待合室バス停」なんだけれども、記事にするのを見落としてた感じのバス停。壁・軒先、1.5往復の支線分岐・・・と周囲にスターがありすぎるのがいかんのだ。

待合室のこの「物持ちのよさ」に感動する感じか。
同じくらい古いものが、もう半壊同然なものは何個もお見受けしている分、このバス停にはちょっとした感動を覚える。標識がそもそもえらく古いタイプで、この会社は子会社化の際に古いバス停の上にべたべたシールを貼ったりしちゃってる場合が多いんだけれども、このバス停には一切それがなぜかなく、「大分交通」のまま。おかげで保存状態がよく見える。

探訪したとき、次のバス停あたりでバスに遭遇。
バスはこの道路にしては結構大きいのがやって来た。

PICT0237_R.jpg PICT0238_R.jpg

PICT0505_R.jpg バス停の中には「珍しいんだかわからないが微妙に魅かれる名前」ってのがある。「何でそんな漢字が混じる?」とか、「何でそんな単語を?」とか。

そんな風に日田バスの路線表で気になってたバス停がこの汗入場だ。汗はないよなあ、でも一応「九州のバス時刻表」で調べてみるか。調べてみたらもう一つ出て驚きだ。熊本にある「汗原(あせんばる)」。並べてみるがやはり思う。汗はあまり出ないよなあ、地名には。

で、珍しいから写真をと思っていたがこのバス停、プレートが行方不明なのだ!!

日田バスではどのバス停も、一応エクセル出力のラミネートシートを待合室なり何なりに貼っている。というわけで、このバス停にその形跡すらなかったところを見ると・・・プレートが行方不明に成ったのはつい最近と見るべきだろう。

で、この路線(栃原団地線)は先日の路線改廃で部分廃止が行われまして、旧中津江村部分に行く路線がつい先日市営バスに移管されたばかり。ひょっとしたら廃止かと思っていたら絶賛存続中。よく見たら杖立線も走ってるほうの場所じゃないか。結構本数も多かったりするし、是非リニューアルされて「汗」の字の入った標柱が見たいものです。
PICT0698_R.jpgスクールバスに一般バス路線を使う。
中学の頃親戚の子供が、校区外れに出来た新興住宅地に通っており。
バス停7個分+谷向こうの山の上の学校に通うのにバスに乗ってる、みたいな話を聞いてカルチャーショックを受けたことがある。わざわざ朝1~2便、そういうバスがちゃんと時刻表にイレギュラー路線としてて載ってて。
「一般のバスを学校がスクールバスみたいに、私物化してるようなものじゃね?」
と感じたのだ。

・・・で、田舎めぐりしているとそんなことは「あったりまえじゃん、何言ってるんだ」って感じになったんだけれども。こういう「私物化してんじゃね?」的な変則的運用、もしくは変則的な路線経路ってのが、スクールバスには頻出してくるわけ。
特に長崎のスクールバスは顕著で、大昔の自分の母校、青雲学園線なんて折り返しがいつ見ても壮絶だった。

ちょんびんさん他3名後一行での日田探索ツアー中に発見。
路線表に載っているのを見落としていた北山田小学校支線です。

このバス停は小学校の敷地の中で折り返すバス停・・・なのだけれども。
小学校の敷地をコの字に巡り、校庭の片隅の土俵の一角にバス停が。
バスの轍は土俵を一周する形。
おそらく日本でも類を見ない、土俵の周りを廻るバス停であります。いや、こんなこと書いたら「うちにもあるよ!!」とか予想外の答えが返ってくるかもしれないけど。
PICT0695_R.jpg PICT0697_R.jpg
PICT0669_R.jpg のっけから謝っておきます。
 せりざわくん、非常に申し訳ない!!
こんな至福のひと時を過ごせる会合に誘いもしないなんて!!

勘弁してくれ!後生お願いだ!!

何日かまえにmixiメールが届いたのが発端。

 「江戸から参りました按摩でございます。
せっかく江戸から遠路はるばる参ったのでございますから、
たっぷりと、心行くまで日田のバス停を案内していただきたいのでございます」

と坊主頭の僧に頼まれたのでございます。
(※メールの内容の最後の行および坊主頭部分だけ本当であとは大嘘)

で、二つ返事で今朝、集合は他の方々は朝6時という気合入りすぎスケジュール(!!)
これはこちらとしても気合を入れねばなるまいよ!!

初対面の3名の方々と、まるで10年来の友人のような会話で盛り上がる。
 「で、旧来の資料によりますと46が西畑に行っててですね」
「神杉野の先の延伸がですよ!!」
「23-D!!あれをリアルタイムで遭遇できてるなんて!!」

などのおそらくあの車内だけでしか通用しない会話が飛び交っていたわけです。ええ、そりゃあもう。

PICT0699_R.jpg PICT0727_R.jpg

「荒平」の標柱化を確認しましたが、それ以外はおおむね変更もなく。
また新たな発見や、変化もありました。
その辺は後々の更新でちびちびと書き連ねるつもりです。

また今回4人旅ということもあってこんな話が。
宇佐市院内町周辺で散策中、携帯で時刻を検索していた同席者の方が
「定別当行き、乗れますけど・・・乗っていきません?」
このバス、終点にバスを置いて次の日の始発で戻るという「行って帰れない往復便」。
定別当の路線沿いにはこんなバス停があって、またものすげえ狂隘路。
いやー、楽しかった。

誘っていただいた江戸から参りました按摩ことちょんびんさん、本当にありがとうございました。
そして重ね重ね申し訳ないせりざわくん。


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★激動の昭和の荒波に耐えて田舎に都会に生き残る、珍バス停たちが大好き。しかし嫁は全く無理解。
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