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(主に大分の)珍種バス停写真のブログ。 バス停大好きっ子も厄年を過ぎました。
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PICT0060_R.jpg バス停の写真を撮るとき、その路線がまず乗ることが叶いそうにない路線だったりすると、当然のごとくバス停を「探しに行く」という作業が重要で。

そこで活躍するのが「一昔前の」(※重要!!)道路地図。
大分県を巡回するときに自分が使ってるのは平成6~7年度の人文社のもので、国東半島めぐりの際は「ハア?そんな路線なんてもうねーよボケ!!」的肩透かしをそりゃもう何度もさせられた。

九州のバス時刻表」という便利なサイトがあります。このページは地図に表示されたバス停をクリックすると、時刻やら運賃やらが九州じゅうどこでも検索できる、みたいな優れものサイトなんですが、この地図の元データというのが「提供:昭文社」。いわゆる書店で売ってる安心の道路地図ブランド、マップルですね。
最新の大分県マップルなんですが、実はこのバス停は入っていないんですな。
tukada-0.jpg九州のバス時刻表」より。
tukada-1.jpg書籍だとこんな感じ。「塚田」は入ってない。

サイトでは、「ん?日田バスの資料では『塚田』ないよなあ・・・この間にあるみたいだし、この真ん中に入れちゃえ」って感じで無造作に真ん中に置いてあるわけです。

自分も実は、ここの路線はそうなっているものだと思っていて、この塚田バス停の存在も知りませんでした。バス停には路線表や「次のバス停」もないし。しかし、前々から気にはなってたんですよねえ。なんで地形的にあんな大きい集落の内に入らずに、沢の根元のところで曲がっていくか。沢の根元のところにバス停を置くにしては、ちょっと奥の集落の人々の使いにくいとこにバス停あるし・・・。
「古賀橋」はあまり人気を感じない場所に、「古賀」は沢の根元から、別の沢の方にちょっと登ったところにあって、向かい側の大集落の人はとても使いづらかろう。しかし、実際この古賀と古賀橋の間は路線的には一本道に見えるわけですよ。お互いが見えるし。あー、次のバス停あそこと誰もが思うでしょう。

そこでその、古い地図を投入。古い地図なのに1000円近くした上、飯塚の古書屋さんでおんなじのが600円くらいで売ってありました。

tukada-2.jpg・・・!!!!!
そう、奥の集落にバス停があるらしいことがわかりました。
そもそも自分が何故こんな場所に興味を持って、バス停を発見して歓喜したかというと。
そこの集落には200円では入れる天瀬温泉の源泉を使った温泉センターがあるからです。
たまに腱鞘炎やらがひどくなると、ここに入りに行くことにしているくらいです。

早速、温泉センターを通過し、集落の真ん中に突進していくことに。
すると・・・。

PICT0061_R.jpg PICT0063_R.jpg

発見まで、おそらく2年かかったこのバス停。
2年前も今も、来るのは一日1往復。

そして見つけた感想は
 「こりゃマップルも見逃すわな」。

ところでつい先週、またこの温泉に訪れました。もうこの辺のバスの写真は全部撮りつくしたわい、などと豪語していた自分だったのですが・・・(※引き)

PICT0497_R.jpg
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P1000116_R.jpg 在りし日の軒先型バス停。
今年はじめくらいにどうも標柱が立ち、軒先のものは撤去された模様。

この軒先の置かれ方が実は凶悪で、三叉路にこのバス停は位置していまして。

1やや広い1車線道路
2二車線の改修済み道路
3林道のような1車線の小道

が交差する場所。バス停は2に面する角度に置かれていたんですね。
P1000117_R.jpg こんな感じです。

・・・で、ここのバスは実は1→3ないし3→1の経路を通ります。
正直、ここに探訪を始めて3~4回目に初めて気づきました。こんなんわかるか!!
Pict0033-1_R.jpg これは民家をそのまま撮ったわけではなく、まごう事なきバス停の写真です。

家の方は留守だったのですが、隣の方に色々お話を伺うことができました。

なんでも道路沿いに玄関があって、バス停も通りに出していた形になっていたのだけれども、家を改築した際に玄関が通りから引っ込んだ。玄関にかけてたバス停は、通りに面してる車庫にでもおいとけばいいものを、大工さんが玄関の奥に取り付けてしまった。集落の人はみんなここがバス停って知ってるから不便とは思わない。

・・・だそうで、おそらく道路地図がなければこのバス停は絶対に誰も気づかんでしょう。
窓の白い四角は当然時刻表です。

Pict0032-1_R.jpg
PICT0093_R.jpg 大分県で一番有名なバス停といえば、大分バスの「ととろ」でしょう。いずれは訪問したいバス停なんですが、あそこの生い立ちをネットで調べていると、気になる記述がありました。

ととろの路線開通当時には、バス停の開設に「バス停の待合所を作るのが必須条件」だったようで、「土地を出し合ってここに待合室を作った」という記述が。
もちろん道路交通法などの法律に基づいた義務ではなかったと思いますが、そういった理由でか、待合所のあるバス停が大分県には実に多い。

バス停の前におられた地元のギャル(※敬意を表し)たちに伺いましたところこの待合室も、開通時昭和35~6年ごろに建てられたのこと。
すっかり傾いてます。壊れる前に写真に納められてよかった。

PICT0092_R.jpg PICT0095_R.jpg
PICT0058_R.jpg 軒先型バス停。
尾道市ではメジャー、他は山奥に細々と残存する程度。

日田バスも、実はここ何年かで標柱に入れ替える作業をしているらしく。いくつかの写真に納めたバス停が標柱になったりしている。
いや、この軒先型バス停って見つけにくいのよ!!
今日出かけた先でも、標柱になって始めてバス停を発見。「あー、あの店の軒先、ぶら下がってたのか!!」と地団太を踏んだばっかし。

このバス停は見つけやすい部類ですが、後々わかりにくい凄いのが登場することでしょう。
谷というか高原を縫うようにして走る、細い県道沿いの小さな集落のバス停。

PICT0057_R.jpg P1000122_R.jpg


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★激動の昭和の荒波に耐えて田舎に都会に生き残る、珍バス停たちが大好き。しかし嫁は全く無理解。
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