忍者ブログ
(主に大分の)珍種バス停写真のブログ。 バス停大好きっ子も厄年を過ぎました。
[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

P1000134_R.jpg 以前町田で書いたんだけれど、小学校の頃、中学受験学習塾の合宿でこの町の温泉にお世話になったことがある。
 思えばそれが「軒下バス停」の原体験だった。

 息抜きにといつも使っていた野球グラウンドまで、先生や旅館の方の引率でマイクロバスでよくみんなで移動。そのグラウンド側の乗降ポイントにしていたのが「湯坪」という軒下バス停。
 一見して変だと気が付いた。当時住んでた福岡にあるバス停は、当然のごとく標柱を以ってバス停となす。それが、軒下にぶら下がった標識、時刻表は壁に張っただけって。嘘だろ?

 帰りがけ、道中のバス停を凝視することにした。他にもそういうバス停があるかもしれない。
・・・すると、待合室の壁タイプのバス停、壁に貼っただけ、なんてのが連日、新発見という形で日を置いて出現。それはもうめくるめく日々だったなあ、うん。

 ・・・さて、そんな原体験から20年を経て去年、せりざわさん(※その日の写真は全て彼によるもの)と撮影に向かった。
 残念ながら、当時の面影は減っていた。
P1000137_R.jpg(現在の「湯坪」。軒下バス停にしていた商店は廃業していた)

 この「河原湯」は当時は軒下型だった。
 この辺、温泉から出る蒸気がいっぱいで、金属製品の侵蝕も早いのだろう。そのせいか、他の地域のバス停と比べ物にならないくらいぼろぼろになっていた。けれど、再会するまで生き残っていてくれた。遠くの幼馴染に再会したような、そんな気分に浸った。

P1000135_R.jpg P1000133_R.jpg
PR
VFSH0079.JPG 日田は割と古い商店街が元気だ。この町にはそういえば何とかモールやら、何とかタウンやらが存在しない。
 街中を走ると、「おい、昔ながらの軒先バス停、まだ残ってないかな?」って気分になる。
 まあ実際そいつをリサーチするにはきっと、自転車が必要だろう。
 自動車でのリサーチは危険だ。わき見運転は事故の元だ。
 一度レンタサイクルでも借りてみようかな。あるかどうか知らないけれど。

 ・・・さて、街中にほど近いバス停で、今のところ唯一見つかった待合室タイプのバス停。
 サッポロビール工場のちょっと下のほう。阿蘇・津江方面から日田の温泉街に向かう道の、大山川左岸を通る旧道沿いに、ちょっと目立つ形で鎮座しています。バスは、前津江ローカル線(赤石・大野線)のみがここを通る設定。

 周辺人口、非常に多い。ゆえに車量も多い。
 だがこのバス停に止まるバスは、一日3往復。まあ、実用性はないに等しいといえるだろう。
 狭い裏通りを自家用車があくせくと通り過ぎる景色の中、時間が止まったようなこの待合室のたたずまいは、いつ来てもなんだかやるせない。

VFSH0080.JPG PICT0044_R.jpg 223e1edc.JPG
PICT0128_R.jpg 日田バスの有田線は、公式サイトにも載っているにもかかわらず一応市の福祉バスに転換されている。
 バス停のほとんども市の福祉バス用のそれに変わっている。

 俺は日田バスのバス停としての「王手石」や「缶詰工場」が見たかったけれど、それはまあ仕方がない。
 いや、この路線にそんな名前のバス停があるわけよ。
 スッゲーそそる名前と思わね?
 ・・・無くなってしまったのだから男ならぐっと我慢だ。
 一応行ったけど、真新しい標柱はやっぱ興ざめた。

 さてそんなリストラクチャーをくぐりぬけて、早い話取り壊したり取り外したりが面倒なバス停が4~5個現存していたりする。とはいえちゃんと、真新しい標柱も一緒に設置してあるんだけれども。
 終点・岩下の一歩手前のバス停。

 美しい。
 なんつうかこう、峠道の木陰で日傘を指す清楚なお嬢さんみたいな、そういう景色だった。
 いや、幾つもこういうバス停には行ってるんだけどね。そんな感情になったのはこのバス停が初めてだった。

 何でそんな感情になったのか、いまひとつ言葉にできないんだけれど。
 桜の季節にもう一度訪れてみたい気がした。
 あの木、桜だったら出来すぎだよな。確か違ったと思うけど。

PICT0126_R.jpg PICT0125_R.jpg
VFSH0063.JPG 在りし日の晒し首バス停。

 とはいえこのバス停、2年前くらいにもう標柱になってたので、こういう壁・軒先型バス停を標柱にするゼーレのシナリオはひそかに進行中なのかも知れない。日田バス補完計画、すべてはシナリオ通り。

 この写真撮ってたときはそこまで「こういうバス停を集めよう!!」って意識が低かったのが、ちょっと災いしてます。これ1枚しかないのよ。
 うーん、もっと撮っておけばよかった。
PICT0034_R.jpg 以前「下一ツ戸」を訪れたときの話。

 「そういえばこげなバス停、出山もそうじゃった」「荒平もじゃなかと?」

 ・・・ごめんおじさんおばさん、その二つとも見落としとった。
 てなわけで、道路地図を改めて眺めながら(※ここで読者の皆さんは「最初から見とけよ!!」と突っ込んでください)道を下ったところあっさりと発見。

 ってか次のバス停じゃないか。道理で距離長すぎると思ったよ。
 しかもこれ、さすがにバス停って誰も気づかないよ。

 普通はバス停探すミッション与えられたら
 「待合所か標柱が道端に立ってるから、それを注視しよう」
 なんだけど、これが日田バスの場合
 「紺色の四角いやつが、道路付近のどっかにまぎれているからそれに注視する事」
 って、いきなりウォーリーを探せ状態までレベルが上がってるわけですよ。

 俺のウォーリーは道端に晒し首になっていました。
 何をしたんだウォーリー。火付けか!?盗っ人か!?

 ところでこのバス停で存在を知ったんですが、日田の壁バス停には超旧式として「次」表示のある壁標識があります。このあとこれが「中津江村営が日田バスであった証明」をしてくれるとは、思わなんだ。

PICT0035_R.jpg PICT0036_R.jpg


忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新CM
[07/06 ジマオ]
[07/01 senochan]
[02/27 ジマオ]
[02/22 Sunhouse]
[11/23 じま]
最新TB
プロフィール
HN:
西ジマオ(宇宙サービス)
HP:
性別:
男性
自己紹介:
メールはこちら。

★激動の昭和の荒波に耐えて田舎に都会に生き残る、珍バス停たちが大好き。しかし嫁は全く無理解。
バーコード
ブログ内検索
P R